草野球の練習後に着替えていると一人のチームメートが別のチームメートに「お前、社会の窓が開いてるぞ」と指摘した。
「社会の窓って久しぶりに聞いたな」という会話から流れで『社会の窓』の由来の話になった。
『社会の窓』をはじめ、窓というキーワードでネタを集めてみよう。
社会の窓
男性のズボンのファスナーのこと。
1948年(昭和23年)ごろに放送されていたNHKのラジオ番組『インフォメーションアワー・社会の窓』に由来しているらしい。
この番組は、
- 社会のさまざまな問題の裏側を探る
- 普段は見えないこと
を紹介する内容で、「社会の見えない部分をのぞく窓」という意味のタイトルだったらしい。
そこからの言葉遊びで、ズボンのチャックが開くと『普段見えない部分が見えてしまう』つまり
『隠れているものが見える窓』というジョークで
「社会の窓が開いてる」= チャックが開いてる
と言うようになった。
ちなみに、女性の服の前の開き(スカートやズボンのファスナーなど)は、対になる言葉として『理科の窓』と言われることがあったらしいが、こちらは浸透しなかったそうだ。
窓際のトットちゃん
黒柳徹子による日本の自伝的物語。
第二次世界大戦前後の東京を舞台に、著者の幼少期と自由な教育で知られるトモエ学園での日々を描く国民的ベストセラー。
裏窓
1954年公開のアメリカのサスペンス映画。
監督は「サスペンスの神」と称されるアルフレッド・ヒッチコック。
事故で車椅子生活を送る報道カメラマンが、窓越しに向かいのアパートの人々を観察するうちに、殺人事件を疑う物語を描く。
限定された空間を舞台に観客を緊張の連続へ導く構成で、映画史に残る傑作と評される。
税務調査官 窓際太郎
税務署の職員が事件を解決する日本のテレビドラマシリーズ(TBS系)。
小林稔侍主演。
税務署の窓際部署にいる窓辺太郎。一見さえないダメ税務署員が、税務調査で全国へ出張しながら、脱税や事件の裏にある真相を見抜いていく。
税金の調査をきっかけに、企業の不正や殺人事件などの謎を暴いていくのが特徴のミステリードラマ。
飛行機の窓
現在の飛行機では、圧力が均等に分散するよう「丸い(または楕円形の)窓」が採用されている。
これは、過去の事故がきっかけだそうだ。
1950年代に登場した世界初のジェット旅客機 de Havilland Comet は、当初「四角い窓」を採用していたが、1954年、BOAC Flight 781 mid-air breakup などの空中分解事故が発生した。
調査の結果、原因の一つは「窓の角」に圧力が集中することだった。
飛行機は高度約1万メートルを飛ぶため、機内外の気圧差で機体が内側から強く押される。四角い窓だと角に力が集中して金属疲労が起こり、亀裂が広がってしまった。
割れ窓理論(Broken Windows Theory)
建物の窓が割れているなど、軽微な無秩序や落書きを放置すると、誰も注意を払っていないというサインになり、犯罪が誘発され、やがて凶悪犯罪も増加するという環境犯罪学の理論。小さな乱れを早期に除去することで、大きな犯罪を防ぐ防犯・管理手法として知られる。
起源
アメリカの犯罪学者ジョージ・ケリングらが1980年代に提唱。
根本の考え方
- ビルの窓が1枚割れる
- 直さず放置する
- 「管理されてない場所だ」と思われる
- 落書き・ゴミ捨てが増える
- さらに窓が割られる
- 最終的に犯罪が増える
対策
- 落書きの消去
- ごみの片付け
- 軽微なルール違反(立ちションや無賃乗車など)の徹底的な取り締まり。
実践事例
この理論は1990年代にニューヨーク市 の治安対策で有名になった。
- 落書きをすぐ消す
- 無賃乗車を取り締まる
- 小さな違反を放置しない
という対策をして、犯罪が減ったらしい。
応用
防犯だけでなく、企業におけるコンプライアンス管理(小さな規定違反の放置が不正を生む)や、ディズニーランドの徹底した清掃管理(綺麗な環境がマナーを守る心理を醸成)など、組織運営やビジネスでも活用されている。
高層ビルの窓に体当たりした人の実話(都市伝説みたいな事故)
飛び込む弁護士(Leaping Lawyer) と呼ばれる事件。
事件の人物
- Garry Hoy(カナダの弁護士)
何が起きたのか
1993年、カナダのToronto-Dominion Centreという高層ビルの24階のオフィスで起きた。
彼は新人の法律研修生を案内していて、こう言った。
「このビルの窓ガラスは絶対に割れない」
それを証明するために、全力で窓に体当たりした。
実はこれは彼が何度もやっていたパフォーマンスだった。
1回目
体当たり
→ ガラスは割れない
→ 体が跳ね返る
いつも通り成功。
2回目
もう一度体当たり。
すると
- ガラス自体は割れなかった
- 窓枠ごと外れた
結果、そのまま 窓と一緒に24階から落下。
彼はそのまま亡くなった。
なぜ起きたのか
ポイントは
- ガラス → 強化ガラスで本当に強い
- でも 窓枠は人が体当たりする設計じゃない
つまり「ガラスは正しかったが、構造は想定外だった」。
その後
この事件は世界中で話題になり
- 「飛び込む弁護士」
- ダーウィン賞(愚かな死の例)
などで語られるようになった。
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